第27回日本腰痛学会




The 27th Annual Meeting of the Japanese Society for the Study of Low Back Pain



会長挨拶



第27回日本腰痛学会
会長 市村 正一
(杏林大学医学部整形外科学教室 教授)



 この度、2019年9月13日(金)、14日(土)の2日間、第27回日本腰痛学会を神戸国際会議場で開催させていただきます。2019年は東京オリンピックの前年でありますし、また9月20日から約2か月間にわたりラグビーのワールドカップが日本各地で開催されます。このため、宿泊施設の確保等を総合的に勘案して、例年よりもやや早い開催の期日と場所を決定いたしました。
 本学会は、1993年(平成5年)に日本腰痛研究会(第1回)として発足し、研究会誌である日本腰痛研究会誌は第3回の1995年から発行されました。その後、第8回の2000年から日本腰痛学会と名称を変更し、さらに2015年には一般社団法人化され今日まで発展してまいりました。この伝統ある学会を杏林大学が担当できますことを大変光栄に存じますとともに、身の引き締まる思いです。
 腰痛は日本人の主訴の男性では不動の第1位、女性でも第2位と、患者数が最も多い愁訴です。近年は、MRIによる疼痛の可視化など、科学的なアプローチにより難治性の慢性腰痛の発生機序が徐々に解明されつつあります。また、腰痛に対する運動療法の効果の科学的検証、さらには慢性腰痛に対する薬物療法の開発、腰痛に対する集学的治療成績の集積など、腰痛をとりまく基礎的、臨床的研究はますます注目され発展しております。そこで、第27回本学会のテーマを「腰痛診療の覧古考新」といたしました。すなわち、これまでの当学会の業績を振り返り、腰痛診療の原点を考えながら、かつ新しい技術、考え方も導入して“腰痛診療のさらなる発展”を目指そうとするものです。
 実り多い学術集会になるように魅力あるプログラムを企画しておりますので、全国各地から腰痛診療を実践している整形外科や麻酔科の医師はもとより、理学療法士を中心としたコメディカルにも多数ご参加していただきたいと考えております。
多くの方々の参加を心よりお待ちしています。